シーグラス

海の宝石を拾おう

海の女神さまにウインクして

ほんの少し分けてもらおう

わたしが海が大好きで

地球をリスペクトしてること

女神さまはちゃんと気づいてる

だから猫ちゃんみたくこっそり

秘密で近づかなくても大丈夫

ざくざくと荒い砂浜に

心地よい足音を響かせて

会いに行こう

 

海の宝石は色んな形をしている

宝石になる前の存在や

過去を想像できるものもある

それはそれでユニークだけれど

中には過去がどんな形だったか

全くわからないものもあり

その宝石は

波や風に削られて削られて削られて

卵のような美しい形になったのだ

 

見ようによっては

外側はすりガラスのようで

その透明感を内側に隠している

とも言えるが

こんな激しいところでは

そんなことは当たり前だとも

言えるかなと感じた

むき出しのままでは進めないと

思っても無理はない

 

結局美しさって何だろうって

新しいテーマのバトンを渡されたような気持になったが

自然の投げかけるメッセージを受け取る

だけで一生かかるだろうし

やれやれと思うけれど

生きていること

体験できること

感情のあることも

すべて美しくて本当にありがたいなと思う

 

 

2015 5.21

月の道

海にかかる月の道

刻々と変わる色

神様がつくられた色

 

海がピンクから

青に戻る

太陽を待つ山並み

打ち寄せる波

波音

鳥の鳴き声

 

ただそこにあって

惜しみなく与えてくれるもの

あまりにも

あまりにも

きれいすぎると

そこには感情はなくて

むしろいらないんだ

 

月の道は

そんなことを教えてくれた

 

2016 1.27

人生の旅をゆく

人生の旅をゆく

今日は雪が降る

静かに静かに

気がつくと

それはふりつもり

別の世界に

 

一面にただ

白くて白くて

降り立つ不安

足の裏から感じる冷気

しびれてゆく感覚に

恐れすら

 

感じなくなるということは

死を表すと思っていた

心が自由になると

そんなことはないとわかる

感じなくなる

ということは

わたしたちが自分を助ける

という行為だったりする

 

怖くないは怖いことで

怖いは怖くないこと

 

そこに気がつくと

もっと自分を愛せるかもしれあい

人生の旅はく続く

 

 

2016 1.20

さああるきだそう

あなたのこころのなかの

みちはいまここから

 

さわやかなかぜが

メッセージをはこんでくる

きみのしあわせは

 

きみのしあわせは

きっとちかすぎるところに

あるから

あるんだ

 

4.5

 

やま

それはそうごんさをたたえて

しかしよせつけない

よそよそしいエネルギーではなく

 

むしろひきよせる

それなしでは

いきられないと おもわせる

けだかさと したしみのバランス

 

できることならばとのぞむ

わたしもまたここにせいを

うけておごそかにそうありたいと

 

 

4.5

さくら

さくらのすがたをみていた

やっぱりゆき みたいだな

はたけにつもると よくわかる

 

ちりきったえだは ほしぞら

まんてんの ほしぞら

なんかいかしか

みたことないけど

 

ゆっくり ゆっくりきりとる

せかいを しゃしんみたく

そこには かんじょうはない

わたしたちが あたえるだけ

 

4.12

かぜがふいてくるほうこうにあるく

かぜがふいてくるほうこうにあるく

 

あるくあるくあるく

 

なにももとめない

 

ただあるく

 

 

かんかくがめざめる

 

ピュアはこどものためのことばじゃない

 

こどもをそつぎょうしたおとなの

 

じぶんをとりもどすためのことば

 

 

5.4