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【目が覚めたら目の前の景色が変わっていた】
眠くて眠くて眠いので
横になった
その世界で
誰かに会った
田んぼのあぜ道
それよりほんの少しましな道で
誰かに会って話をした
誰だろう
父かもしれない
父みたく背の高い人
もしくは
気持ちの広い繊細な感じの人
風が吹いて
草が揺れる
気持ちには余裕がある気もするし
海を感じる時の
あの女の子みたく
全く余裕がなくて
周りも見えていない頃の
私
目が覚めた
目が覚めたら
横になる前に見た
景色と
全く違ってた
空の色が
別世界みたいになってる
綺麗
青
レースのカーテン
そうか
こんなことは
普通に
起きているんだな
眠っているくらいの時間で
世界が別っていうくらい
変わっちゃうってこと
本当に本当に
あるんだな
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【ビー玉シロップ】
ビー玉ころり
ナミダのビー玉
ポロリこぼれて
きららとひかる
あのかごに
ころころ集めて
溶かしてみたい
ナミダのシロップ
甘くてとろろと
のどを伝う
感触は
悲しみを甘美に変える
ビー玉みたいな
ナミダのシロップ
ビー玉みたいに
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わたしは呼吸する
深く深くどこまでも深く
この星の中心と共鳴して
この星の声を聴く
ああその為には
自分を投げ出さなければ
許されないと思っていた
その資格はないと
でもそれは間違っていた
投げ出すとは
捨てることでは決してないのだ
むしろ受け入れること
わたしの中心に
受け入れることなのだ
それが本当にわかった時
わたしは本当の
呼吸ができた気がする
地球の声が聞けた気がする
吸って吐く
それだけのことが
こんなにも深く
わたしの中心にあるなんて
わたしの中心にあるなんて
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華やぐ季節
あたたかなその色
空いっぱいにすいこんで
生きる意味を
生きる意味を
享受する春