【ジャングルジム】

 

 

公園にある

幾何学

 

遊んだり

わらったり

ケンカみたいな

ことしたり

 

面倒なことのなかに

なにかある

 

もうそれは

ある意味真実だから

そういう前提で行けば

 

面倒を起こさない

生き方を追求するより

 

何が起きようと

さわやかでいられるマインドを

追及すると

いいのかもな

 

2016.8.12

流浪の民

 

ブナの森の葉にかくれて

あなたとダンス

 

もうすぐ

ここにいられなくなる

ここにも

 

追われているんじゃない

わたしたちが

変化しただけ

だから

いられなくなるのとは

少しちがうのだけど

 

それでも

旅立つ前は

沸き立つような

感情を

どうしても

解き放たなくては

 

次にいけないのだ

だから

だからダンスしよう

 

ブナの木の葉隠れの

ほんのりと

わたしの表情を

ほんのりと

隠すくらいの

月明りの下で

【目が覚めたら目の前の景色が変わっていた】

 

眠くて眠くて眠いので

横になった

その世界で

誰かに会った

 

田んぼのあぜ道

それよりほんの少しましな道で

誰かに会って話をした

 

誰だろう

父かもしれない

父みたく背の高い人

もしくは

気持ちの広い繊細な感じの人

 

風が吹いて

草が揺れる

気持ちには余裕がある気もするし

海を感じる時の

あの女の子みたく

全く余裕がなくて

周りも見えていない頃の

 

目が覚めた

目が覚めたら

横になる前に見た

景色と

全く違ってた

空の色が

別世界みたいになってる

 

綺麗

レースのカーテン

 

そうか

こんなことは

普通に

起きているんだな

眠っているくらいの時間で

世界が別っていうくらい

変わっちゃうってこと

本当に本当に

あるんだな

    【ビー玉シロップ】

 

ビー玉ころり

ナミダのビー玉

ポロリこぼれて

きららとひかる

 

あのかごに

ころころ集めて

溶かしてみたい

ナミダのシロップ

甘くてとろろと

のどを伝う

感触は

悲しみを甘美に変える

 

ビー玉みたいな

ナミダのシロップ

ビー玉みたいに

 

 

わたしは呼吸する

深く深くどこまでも深く

この星の中心と共鳴して

この星の声を聴く

 

ああその為には

自分を投げ出さなければ

許されないと思っていた

その資格はないと

でもそれは間違っていた

投げ出すとは

捨てることでは決してないのだ

 

むしろ受け入れること

わたしの中心に

受け入れることなのだ

それが本当にわかった時

わたしは本当の

呼吸ができた気がする

地球の声が聞けた気がする

 

吸って吐く

それだけのことが

こんなにも深く

わたしの中心にあるなんて

わたしの中心にあるなんて